オスロブ(Oslob) ジンベイ鮫ダイビング
セブにはダイバーの憧れジンベイザメが必ずと言っていいほど見ることができるポイントあります。
そこはセブからバスで3時間オスロブ(Oslob)という場所にあります。
オスロブは、小さな漁村です。もともとは、漁師が捨てた小魚を目当てにジンベエザメが集まってくるようになったと言われています。自然豊かな場所ですが、昔は漁業以外の産業がない静かな街でした。漁の為に仕掛けたオキアミまでジンベエザメに食べられてしまうことに困った漁師が、「いっそサメを餌付けして、観光客を呼び込もう!」と呼びかけたことが、現在の発展に繋がったとされています。これに関しては諸説あるようですが、逆転の発想をしたのが凄いですね。世界広しと言えど、野生のジンベエザメの餌付けに成功したのはオスロブだけです。世界最大の魚であるジンベエザメを間近で見られるとあって、特別な場所となっています。
そんなオスロブに今回はブタンディンマリンダイバーさんのダイビングツアーに参加していってきました。
金額は運良く割引中だったこともあり ¥14,000 + 1,000(昼食代) の消費税(12%)で合計¥16,800
正直、自力でバスで行けば1万円以内に抑えられますが、送り迎え含め全ての準備をしてくれるため、時間に余裕がない人、セブに慣れていない人にはお勧めです。 (実際のサービス内容も満足の行くものでした。)
大体のスケジュールは
5:30 ピックアップ(セブ市発)
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6:30 朝食(ジョリビー)
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8:30 オスロブ着
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9:30 ジンベイサメダイビング
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12:00 ランチ
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13:00 オスロブ出発(帰路へ)
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16:00頃 セブ市着
朝早かったこともあり、寝ている間に到着。
天気があまりよく、水も濁っている感じで少しがっかりでした。
ジンベイザメダイビングは沖からすぐのポイントなので(深さにして5~8メートル)、ライセンスを持っていない人でもダイビング(体験ダイビング)を楽しむことができます。
まずはライセンスを持っていない人への講習(口にくわえている酸素ボンベが外れた場合やマスクに水が入った場合処置などをはじめに学びます)
そして、いざ出発!!!
潜って1~2分でジンベイさんご対面です。
ジンベイさんは基本小舟に乗った人からエサをもらうため水面にいます。
なかなか迫力があります!オスロブにいるジンベイザメは5m前後ですが成長すると10〜12mにもなります。
巨大ですがおとなしい性格であり、動物プランクトン等の小さい餌しか食べないので、人間が近づいても安全と言われています。
不思議なことにダイバーが近づいてもほとんど逃げません。と言って、人懐っこいこともなく、興味を示さないし気にもとめないという雰囲気です。
飼育は難しく生態があまり解明されていないこともあり、謎多き存在と言えるでしょう。
ジンベエザメのお腹の下に魚がいるのは、取りこぼれの餌や、ジンベエザメの体についている寄生虫目当てだと考えられています。また、体の大きなジンベエザメの下にいることで、外敵から身を守る効果も享受しているようです。
潜り終わってお昼ご飯を食べている頃にようやく晴れて水が澄んできました。(ちょっとおそい!!!)
フィリピンの海は、800種類以上のサンゴが生息していることでも知られており、セブの周辺にも見事なサンゴ礁が存在しています。複雑に入り組んだ地形があるスポットもあるので、独特の面白さがあります。
ちなみにセブの平均水温は25~30℃程度です。ベストなシーズンは2~5月頃ですが年間を通して温かい為、いつでもダイビングを楽しむことができます。
オスロブではダイビングの他に、スノーケルや小舟の上からジンベイザメを見ることもできます。
いつまで見れるか分からないのでセブに来た際には是非是非お試しあれ。